2021.4.30

一年を振り返って

2020年度 PTA会長 小林 敬

早春の候、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素はPTA活動に多大なご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
今年度を振り返ると、新型コロナウイルスの感染拡大で、私たちの日常が大きく変化した一年でありました。

PTA活動においても、次々と行事が中止せざるを得ない状況となり、役員の皆様方に活躍していただく機会がほとんどなく、父親の会は、ほぼ全ての活動が出来なくなりました事が残念でなりません。
先生方におかれましては、このような状況下でも、子どもたちに情熱を持って学びの場を確保して下さっていることにあらためて感謝申し上げます。
生徒の皆さんは、楽しみにしていた体育祭や文化祭をはじめとした様々な行事や、クラブ活動の大会などが、規模縮小や中止になることもあり、特に3年生は最後の1年、やるべきことができなかった悔しさや悲しみは、大きかったと思います。

私たちは集団生活において、何か起きた時は影響規模で見てしまいがちですが、個々においても、家族が体調を崩した方や、留学ができなかった方など、様々な影響を受けたのではないかと思います。
それでも、皆さんの明るい笑顔や、笑い声が学校にあるということは、一人一人の努力があり、皆で助け合い、励まし合う心があったからだと思います。
友達の表情や、声の調子など、ほんの少しでも変化を感じたら、声をかける、寄り添う気持ちを持つなど、直接顔を合わせてコミュニケーションをとることの大切さを再認識したのではないでしょうか。

本稿を綴っている現段階では、未だ収束時期が見えず、不安や課題もありますが、たくさんの気付きを得ることができたと思います。
このような年にPTA会長という大役を務めさせていただいたことは、私自身にとって、貴重な体験であったと思います。今日まで微力な私を支え、ご協力いただきましたこと、心から御礼申し上げます。これからも同志社香里PTAの益々の発展を祈念して結びとさせていただきます。 有難うございました。